今日は町内の小学校に図書の読み聞かせボランティアに行きました。昨年までは週1回昼休みに「おとぎのくに」と名づけられた絵本が中心の図書室で20分くらい子どもたちに本を読んでやる形だったのですが、お天気が良い日は外で遊ぶことを推奨されていて、なかなか子どもが集まらなかったりして、あまり効果が上がらなかったことから、学校の方でいろいろ考えていただき、朝の読書タイム(15分)に低学年から順に夏休みまで毎週月曜日1クラスずつ出向いて読み聞かせをするという形にしていただき、今日がその初日でした。6人のメンバーが2人ずつになって、我々が担当したのが1年1組、今日は一人欠席だったので16名ということでしたが、以前と違い担任の先生も付いてくださっているので、子どもたちもお行儀が良くて、こちらとしても読みやすくなりました。
今日我々が担当するのは1年生ですから私たちとは先週の読書の集いで一度会ったきりで、子どもたちも緊張していたかもしれませんが、我々もかなり緊張し、最初の1冊を何にしようかと1週間あれこれ考え、迷いました。図書室で好きな本を選んでみたのですが、気が付くと大好きな田島征三とか村上康成といった本を手にしていて、実際に読んでみると内容が深すぎて、6歳にはまだ理解が難しいかなと思われるものばかりなのです。また二人で1冊ずつ読むと1冊あたり7分くらいに押さえなければなりませんが、分かりやすいようにゆっくり読むと意外に時間がかかってしまって落第という本もあり、結局我が家の本棚から「とんだトロプ」という昔話を選びました。相方はおなじみの「カエルの王子様」という紙芝居を選んでいて、ほぼ予定時間通りでした。
絵本は子ども向けのものと思われがちですが、意外に奥が深く内容も濃くて、絵と文章の相乗効果でかなり強い印象を残すものもあります。もちろん選んでいる時間も楽しいので苦にはなりませんが、朝の15分でちいさな子どもたちに本の世界の楽しさ、奥深さを味わってもらうにはどの本が良いのかは本当に難しいし、来週は2年生だけど、その次は高学年になるので、あまり幼稚なものは読めないし、また違った難しさがありそうです。