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2011年 06月 03日
特別韓流ドラマに夢中というわけでもなく、かつて大ブームを巻き起こした「冬のソナタ」など、「んなバカな!」の連続で、いったいどこが面白いのかと思うひねくれ物ですが、日曜日の夜中にNHKで放映されている「イ・サン」はかなり面白いと感じ、眠い目をこすりつつ、なるべく欠かさず見るようにしています。以前同じような時間帯で放映されていた「チャングムの誓い」もとても面白く、特に韓国の宮廷料理を作る場面や、さまざまな食材が登場する場面では眠気も忘れて見入っていたものでした。その「チャングムの誓い」が民放の昼下がりという妙な時間帯に連日放映されていることに最近気がつき、家に居てそのことを思い出したときにはテレビを付けて見ています。
今日もふと息抜きにラジオを付けに行ってそのことを思い出し、慌ててスイッチを入れてみたら、もうドラマは中盤でしたが、以前一度見ているので、どのあたりかは何となく見当が付きます。今日はチャングムが料理の競い合いの料理人から外されて気落ちしている場面のようでした。宮廷のスラッカンで贅沢な素材をふんだんに使った料理に慣れていたチャングムに、料理の真髄を教えたのは小さな寺で料理を担当する名もなき寺男でした。彼はありふれた山菜を使って真心を込めて調理し、宮廷でも味わえないような素晴らしい味の料理をこともなげに作っていたのでした。特に、その寺に身を寄せていた余命いくばくもない尚宮(サングン)が、オルゲサルという、実る前の未熟な米を数日間天日干しにした「モチモチして香ばしい」米を欲しがっていたのに対し、チャングムは干す手間を省こうと火で炙って乾かしたのですが、これでは違うと言われ、毎日少しずつ丁寧に干し上げた寺男の米を持っていったところ満足されたという顛末に、チャングムは料理をする人の心構えとして「丁寧に真心を込めて」という基本がいかに大切かを学ぶのでした。 昔と違い、台所にはさまざまな家電製品が並び、なんでも省力化して手早く作るのが美徳のように言われる昨今だけれど、やはり時間や手間を惜しんでは本当に体に良くておいしいものは作れないのかもしれない・・・と自戒したことでした。 #
by muq-tree
| 2011-06-03 15:32
| 食べ物
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2011年 06月 02日
5月半ばあたりから今年もホトトギスの鳴き声が聞かれるようになりました。昨夜などは夜中じゅう「特許・許可局(トッキョ・キョカキョク)」と闇の中に特徴のある鳴き声を響かせて、明け方には「ホーホケキョ」のウグイスとの競演が始まって、何ともにぎやかなことです。
冬場はインドや中国南部あたりの暖地に暮していた多くの渡り鳥が、ちょうど愛鳥週間の始まる5月初旬から日本各地に到着し、高らかに恋の歌を歌いつつ、せっせと巣作りに励むというわけですが、このホトトギスが他の鳥より一歩遅れて渡ってくるのには深い訳があります。ひとつには寒さが緩み、餌となる毛虫類が豊富になる時期に合わせているのですが、もうひとつの理由は、この鳥が自分では巣を作らず、他の鳥の巣に「托卵(たくらん)」するという、何とも気の毒な習性を神より授かっているからなのです。 ホトトギスが托卵をたくらんでいるのは主にウグイスの巣です。 卵の大きさも色もまったく違うのに、ウグイスはどの卵も同じように大切に暖めるのですが、成長の早いカッコウのヒナが先に孵るや、他の卵を巣の外に押し出し、育ての親からの餌を独り占めして育つのです。そのためにホトトギスのヒナの背中は、ちょうどウグイスの卵が嵌るほどの凹みがあるなど、まさに悪魔的ともいえるホトトギス、一方、何にも気づかず赤の他人のヒナを大事に育てるお人好しのウグイスが気の毒になりますが、どちらもそういう風に遺伝子で決められているわけで、人が勝手に感情移入して非難したり保護しようとしたりするには当りません。もし私がカッコウだったら、そんな風にしか生きられない自分を責め、かなり悩むことでしょうが、カッコウもウグイスもただ淡々と自分の精一杯を生きて死ぬのでしょう。 ちなみに、こんな習慣があってもウグイスの数が減らないことでも分かるように、人様に子育てを押し付ける托卵というのも、ああ見えてなかなか楽ではないようですよ。 #
by muq-tree
| 2011-06-02 15:06
| 生き物
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2011年 06月 01日
大切な友人・宮﨑校長先生が慌しい旅立ちをして、ちょうど1年になります。
仕事にも趣味にも常にエンジン全開、いつも明るい笑顔で周囲を元気付けてくれる彼でしたから、突然の病に誰もが大きなショックを受けました。病床を見舞った折には、あれもこれも、まだまだやりたいことがたくさんあるから、死ぬわけにはいかないとご本人もおっしゃっていたし、私たちもそのつもりでいましたので、6月1日早朝に危篤の知らせを受けたときには「まさか」という気持ちと、それを事実として受け入れたくない気持ちとで、すぐに駆けつける気にはなれず、悶々としながらようやく病院にたどり着いたときには一足違いで間に合いませんでした。 音楽が大好きな校長先生が我が波佐見混声合唱団に入団して間もない頃だったと思いますが、ある秋の朝、突然携帯に電話がかかり、いきなり「空を見てごらんなさい、彩雲ですよ」とおっしゃるので慌てて外に出て空を見上げると、見たこともないような美しい「逆さ虹」が頭上にぽっかり浮かんでいました。ちょうど子どもたちに朝の挨拶をするために外に出ていらっしゃって発見したとのことで、もし電話をいただかなかったらことさら空を見上げることなどしないでしょうから、私にとっては素晴らしいプレゼントとして今も心に深く残っています。 福祉の授業では手話の学習も積極的に取り入れて下さり、子どもたちの歌に手話を付けて欲しいと頼まれたこともしばしばで、講師料などが出せない代わりといっては、給食で余ったパンをいたずらっぽい表情でこっそり下さることもありましたっけ・・・ ビートルズが大好きな私に「ギター伴奏しますからいつか思いっきり歌いましょう」とおっしゃってくださったものの、なかなかそのチャンスが無かったのですが、病に倒れるほんの少し前、結果的に最後のステージとなった2月末の町民音楽祭の打ち上げの時に、ビートルズの楽譜集を手に、本当にたくさんの曲を一緒に歌って下さったのは、何か予感のようなものがおありだったのでしょうか。 認めたくなかった彼の死から1年、いまだにどこかの小学校で子どもたちと元気に歌っていらっしゃるような気がして、そう思える間は彼は本当に生きているような気もするのです。 昨夜は蛍がきれいでした。 #
by muq-tree
| 2011-06-01 11:45
| 世間話
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2011年 05月 31日
今朝のニュースで今日・5月31日が世界禁煙デーであることを知りました。これは1989年に開催されたWHO(世界保健機関)の総会で決議されたとのことで、人の健康を阻害するタバコの害について広く知らしめ、タバコを吸う習慣をなくすために設けられ、この日から1週間は「禁煙週間」なのだそうです。タバコは単に吸う人の健康を損ねるだけでなく、受動喫煙によって周囲の人の健康にも害を及ぼし、さらに麻薬にも似た依存性を有することで、体に悪いと分かっていても一旦吸い始めると止めることが難しくなるという、たいへん恐ろしい嗜好品です。また少し前まではタバコの火の不始末というのが常に火災原因の上位にありました。
しかしながら一昔前はタバコは成人男性の嗜みとして社交の場では欠かせないアイテムのひとつで、タバコケースや灰皿、ライターといったタバコにまつわる道具に凝ってみたり、タバコのやり取りや火の貸し借りなどが挨拶代わりともなっていました。私の父なども特にタバコが好きというわけでもないのに、仕事先で面談している時など、話し下手を補う小道具として欠かせないアイテムになっていたようで、いざ禁煙を決めてからも引き出しに大量のガムを忍ばせるなど、手持ち無沙汰の解消にはずいぶん苦労していたようでした。 最近の映画やテレビなどでは意識的に喫煙シーンがカットされる傾向にあるようですが、昔の映画には必ずと言って良いほどタバコを吸うシーンがあり、特に往年のスター俳優の喫煙シーンは素晴らしくおしゃれで、誰もが憧れを抱いていたと思います。あの頃に比べると喫煙者への処遇は気の毒なほど低下し、タバコが嫌いな私たちにとっては大いに喜ばしいことですが、たいていの公共施設はすべて禁煙、寒い戸外に追いやられるか、あるいは金魚鉢のような狭い喫煙部屋に押し込められ、煙まみれになっている姿など見るも哀れです。しかし一方ではタバコ税が自治体の大きな収入ともなっており、町役場などには遠慮がちにではあるものの「タバコは町内で買いましょう」と張り紙があったりして、町民の健康と税収とを秤にかけねばならない自治体のご苦労が偲ばれますが、ここはやはり町民の健康で幸せな生活というものを優先して欲しいものです。 いつの日か世の中からタバコが一掃され、「昔はタバコを吸う人が居てねぇ」と語り草としてのみ記憶に残る日が来るのでしょうかね。 ちなみに意志薄弱な我が夫は悲しいことにまだ禁煙できずにいます。 #
by muq-tree
| 2011-05-31 10:21
| 世間話
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2011年 05月 30日
インターネットが不通の間、少し前にAmazonで求めたカズオ・イシグロの作品をじっくり読むことができたのは不幸中の幸いでした。
日本名が石黒一雄、長崎市生まれで両親とも日本人ですが、5歳の時、海洋学者であった父上の仕事の都合で一家でイギリスに渡り、そのままイギリスで教育を受け、英語を母語として成長したため、国籍も成人したのちにイギリスに移した彼は、もうどこから見てもイギリス人です。 先日、NHKで分子生物学者で青山学院大学教授の福岡伸一氏とのロングインタビュー番組が放映され、初めて彼の動く姿を見、肉声を聴くことができたのは感動でした。私が読むのはもちろん日本語に翻訳された文章なので確信は持てませんが、読んでいて実に英国的というか、精緻で静けさと気品の漂う文章はあくまで英国風で、日本的な何かを微塵も感じさせません。じっさい彼の文章は、生粋の英国人から見ても日本的なものをまったく感じないらしく、だいぶ前になりますが、TIMES誌の「1945年以降の英文学で最も重要な50人の作家」の一人に選ばれたという記事を読んだ覚えがあります。 処女作「遠い山なみの光(A Pale View of Hills)」で王立文学協会賞を、1986年、戦前の思想を持ち続けた日本人を描いた第2作「浮世の画家(An Artist of the Floating World)」ではウィットブレッド賞を受賞するなど、英文学作家として順調にキャリアを積み、英国貴族邸の執事を描いた第3作「日の名残り」では、イギリス文学賞としては最高峰にあたる「ブッカー賞」を受賞しています。またごく最近映画化された「わたしを離さないで」は、日本でもちょっとしたブームになりつつあるようです。 彼のご両親は、イギリスでちょうど学齢期を迎えた彼が学校で自然に英語を身につけていくままにさせ、むろん家での日常会話は日本語を使うにしても、決してバイリンガルにしようと躍起になったりはしなかったようで、その結果、彼の話す日本語は5歳の幼児言葉のままだし、日本語の聞き取りさえも女性の声でなければ難しいほどなのだそうです。 カズオ・イシグロ、できることなら原語でも読んでみたい気がします。 #
by muq-tree
| 2011-05-30 22:09
| 世間話
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